080428

土曜の夜は友人と
タイ料理
の前に
雨上がりの
代々木〜新宿3丁目間を南口まわりで
てくてく散歩して
都市のボンヤリとした闇の
妖艶な美しさに
脳内フレームが動きまくって
素敵な週末のはじまりだったのだが
 
その後、友人との話にもあがったので
スーパー ガイズ ムービー
コーエン兄弟の「ノーカントリー(for oldmen)」を
日曜に観てしまい
 
そうだなぁ、アメリカ(にほん)…
 
原題「No Country for Oldmen」
の「(アメリカン)オールドメン」
についての映画なことは確かで
彼ら(アメリカの年長者)が現在(80年代)のアメリカの状況を
どう見ているのか見えるのか見ざるをえないのか
について、状況説明のみで迫っていく
映画らしい映画 
 
と言えばそれまで、それまで、それまで…を
お得意の変態キャラと田舎の日常
それに珍しく音楽をほとんど省いた
乾いた演出で見事に描いた渋い作品なのだけれど
 
けれど、けれど、けれど
 
アカデミー賞をこの作品に捧げる
今のアメリカ映画界
いや、アメリカの現実が
暗く黒く、こっちまで降ってくる
 
ときにこちらは?
この作品の内容と同じような語りが日本にあったとしたら
どんな作品になるのだろって
どうしても考えてしまう
そんな映画でした
 
あるいは「わからない」と言って済ませられる関係でも
もはやないのでは、アメリカ…という
 
イラクからの帰還自衛隊員が
少なくない数で自殺している昨今特に
人事だと言えないことを
思い出させるなにかではあった
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/621.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071113/plc0711131911007-n1.htm